蔵王連峰 仙人沢 アイスガーデン
アイスクライミング

平成24年03月04日(日)

 飯豊連峰  朝日連峰
   
吾妻連峰  気持ち良い晴天だ!
   
 大氷柱全景  アイスボルダー
   
 大氷柱をリードする吉田岳ちゃん(小国山岳会)  岳ちゃん
   
 大氷柱の裏側・・・神秘的なブルー  コントラストがキレイでした。
   
 アイスボルダーを攀じるYASU君(新潟山岳会)  アイスボルダー取付きから沢床を俯瞰する
   
 Konchangの愛猫・・・杏仁&皮蛋  仲の良い兄弟。ペレットストーブの前でヌクヌク気持ちいいね♪
   



日  時     平成24年03月04日(日)
参加者     AXL(岳ちゃん)、WKB(Konchang)、ECB(Brother Bourbon)、しみけんさん・・・小国山岳会

         YASU君、Hodakaさん、ひらっぺ、akiちゃん・・・新潟山岳会
         ゴチエ・・・C4
         LTQ(ボク)・・・下越山岳会
行き先      蔵王連峰 仙人沢アイスガーデン ライザスキー場より
天 候      快晴後高曇り
目 的      アイスクライミング トレーニング
装 備      冬山日帰基本装備+アイスクライミング用品
通信用具   無し
ナビ用品   地図 コンパス GPS 

防寒具  薄手のダウン&冬ジャケット
その他  Wストック・スノーシュー
飲み物  水 1L・紅茶
食料品  調理パン・インスタントラーメン
その他  防寒用としてテント・コンロ・ガス


概要
2月の早い頃だったか?AXLから3月4日に仙人沢に行かないか?という誘いを受けていた。3月は谷川岳のバリエーションと八ヶ岳の両睨みでペンディングとして保留していた。
しかし、谷川がいかにも情報不足であること、ベースプラザが夜間ロックアウトされているので、同所で仮眠がとれないなどイマイチ気乗りしない。
まして、土曜日は出勤なので早くから動けないので、ヤツは×・谷川は情報不足で△・・・天気予報も間違えないだろうから一番確実な所でということで
合流させてもらった。


少し前、新潟山岳会他パーティーで出かけたもののどうやらアプローチで失敗した様な話を聞いたので、 自分はまだ未定だけど・・・
3月4日に小国山岳会が入るよ。と伝えた。
そうして小国山岳会4名、新潟山岳会他で5名+ボクで合計10名となった。

ボク達は前日、夕刻にでかけて、Konchang宅に泊めて貰い、蔵王はライザワールドスキー場に8時集合時間に併せて6時30分にKonchang宅発。




記録
当日、朝道中メールが入り新潟出発のYASU号が一番早く下のコンビニに着いた様だ。
予定時刻には全員集合で準備。通常は8時30分の営業開始のリフトがが既に運転していて、スキーヤーが滑っている。
どうやら、大会の様だ。
準備をしてリフト2本を乗り継いで、ゲレンデトップ。そこから僅かに登り直ぐに左方(北)へ
程なく、雪原となる。ホワイトアウトしているとなかなかキビシイ。
スキーを使用している小国組はここで足回りを変更。
その間にボク達は先行して仙人沢へ下降する。

途中で氷瀑が見渡せる。心が躍るね・・・・

先行者が2名確認できた。急で雪崩が出そうな斜面を下り沢床に降りて僅かに登る。
ベースになる場所で荷物をデポ。後続を待つ。

先行パーティーは大氷柱に進む様だ。
我々は登り易い「糸滝」と少し厳しい「アイスボルダー」にロープを掛ける。
その他、緩傾斜の氷にロープをセット。
それ程、難しくないアイスボルダーだけど、上手なAXLが苦労してリードしている?
糸滝にはKonchangがセットに向かう。
何だか少し苦労している様だ。

アイスボルダーにトップロープをセットした後、行ってみる。
取付きからバーチカルな氷壁を登るが、氷柱ではないが、複雑な形状に、硬く割れやすい氷のクオリティ
厳しいのう・・・
白く濁り出っ張っている所が脆そうなのでアックスで叩いた。
予想をはるかに超える範囲で氷が割れ剥がれ自分の右ひざを直撃。反動で前爪が抜けてテンション。
膝の痛さと、ここでフォールというのが悲しくて降りて少し休んだ。

2発目はノーテン、ノーレストで抜けた。
アイスボルダーはもう1本登りお昼。

ラーメンを煮て暖まる。
この頃、AXLは大氷柱にリードで挑む。

AXLの奮闘的なクライミングを観ながらラーメンを啜る。
岳ちゃん凄いぞ。半分超えたぞ。ガンバ!と声を掛ける。

こっちは食事を終えたので腹ごなしに糸滝へ。
左に寄って釜へドボンのラインで真っすぐ登る。これなら傾斜もやや強くなり楽しいラインだ。

そうこうしているとAXLが大氷柱完登!
すげえ!すげえぞ!

次発Konchang
どうも、今日はKonchangが調子がでない様子。午前中のアイスボルダーから調子悪そうだった。
多分、従来のスタイルの使い難い条件だったのかも知れない。
従来、アックスを同じ高さにドドンと打ち、足をススっと上げて広げる。そして上部にアックスをドドンと・・・
という流れなのだが、これだと、どうしても両足を上げた状態で肘が浮き易い体制で片側のアックスを抜くとバランスが崩れる。
多分、両手を同じ高さにあげてはバランスが悪くなると思う。どのようなスタイルでも緩傾斜であれば問題ないだろうけれど、バーチカルで
足場の不安定な氷柱であれば、従来のスタイルでは登り難いと思う。

イメージとしては、従来の登り方は正対での登り方で
別の登り方は見た目は違うけれど、感覚的にはカウンター的なイメージだ。
手は片手持ちで足は両足で空いた手でより上部を伺う様なイメージの方が疲れないかなと・・・


3発目LTQ
レスト無しでどこまでいけるか?気になっていたので大氷柱をTPでトライ。
下部の核心は余りバタつかない範囲で通過し中間部まできたら急に腕が効かなくなる。
上腕筋がパンパンにパンプ。
これが、リードだったらと思うとゾッとする。
やはり、困難なルートであれば、こうなる前にアックステンションを入れながらレストを入れながら登ること覚えなければいけない。
どこでも安全にアックステンション・フィフィでレストできることが肝心と感じた。

時間も経過したので、後片付けを始めたところでアクシデント発生。
本当は、大標柱をリードで登ったAXLの話で帰りの車の話題はキマリと思っていたら
ビックリSurprise!
何がって・・・糸滝の伝説 Legendですな。
伝説は、伝説として口伝で伝えようと思う・・・・冷たかったべなぁKonchang

そんなこんなで、16:30下山して各々帰途についた。






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